今回のコロナ禍の中で積極的な取り組みを行い、11月15日に20周年を迎えましたBAR NO’AGE様から、このような素敵なボトルをお譲りいただきありがとうございました。
Bar NO’AGEという存在
Bar NO’AGEは静岡県静岡市葵区七間町にあります。僕はオーナーバーテンダーの井谷 匡伯さんをとても尊敬をし憧れの存在でもあります。
このコロナ禍のなか夜の飲食店は様々な状況に立たされましたが、常に前を向き先を見据えてバーテンダーとしできる可能性のあることにチャレンジをし、精力的にお店に立っていました。
バーという空間でありながら本格的な料理を提供するだけでなく、カクテルと料理、菓子のペアリングをコース仕立で提供するなどバーという枠組みだけでない取り組みをしています。
そして、なぜそのような目線からバーという空間を作っているのか不思議でしたが、直ぐに理解が出来ました。
井谷さんは元料理人だったからです。
それを知ってから井谷さんがFacebookで様々な取り組みをすることに興味を持ち拝見をしていました。
コロナ禍でのBar NO’AGE
井谷さんとはコロナ禍の中、多々メールのやり取りをさせて頂いていました。Bar NO’AGEとしてできることをバーという空間でのバーテンダーとしてだけでなく、料理人という目線からの取り組みだったり、業態、免許のことなどです。
その最中に井谷さんは保健所に通い、料理関係の免許ではなく、菓子製造の免許を取得をしました。井谷さんは自店でも様々なお菓子を作っているのですが、その出来栄えはパティスリーレベル。
ですが、そこにバーテンダーと料理人の感性をプラスして普通のお菓子ではなく『お酒のためのお菓子』を作り上げています。パテシエでは思いつかないお菓子に対するリキュールの使い方、フレーバーの相乗効果など。お菓子があることでお酒が引き立つ。お酒があるからお菓子が引き立つ。
そういうことを、井谷さんの本業でもあるバーテンダーとしての得られるイメージや技術や知識を使い、双方にとってのバランスを追及をしてBar NO’AGEのカウンターに立っています。そんな変化を追求し操るバーテンダーさんなんです。
井谷 匡伯さんの世界観
僕はスコッツマンというパブを経営していますが、なるべく普段使いのお店をコンセプトにしています。それは日常です。
そして、井谷さんの世界観は僕にとって非日常です。
ただ、その非日常が全く馴染めないものではなく、井谷さんの性格や物腰の柔らかさ、言葉遣いによって日常と非日常を同時に味わうことが出来るものと思っています。
焼きナスや栗など素材や料理からインスピレーションを得てカクテルを想像し、共に味わうペアリングという世界観は唯一無二だと僕は思っています。
僕はそんな井谷さんのこの言葉が忘れられません。
『お酒を調味料と考える』
料理をやってきている僕にとって、バーテンダーという職業だからそこ、この言葉の威力を感じました。食材あっての料理、お酒あってのカクテル、カクテルあっての料理やお菓子、お酒あっての素材。それはミクロやマクロの概念ではないかと僕は感じました。
少し、井谷さんの世界観を見て頂きたいと思います。
以下のリンクは酒育の会というお酒の会で井谷さんが行ったカクテルと料理のペアリングです。
酒育の会 フードペアリング
Bar NO’AGE(ノンエイジ)20周年オリジナルボトル
ここでは、井谷さんからのコメントをそのまま掲載します。
この度、Bar No’AGEの二十周年記念ボトルを発売させて頂くこととなりました。
引用:20周年記念ボトル案内
はじめに、ご協力を頂いた信濃屋食品(株)様には多大なる感謝を申し上げたく存じます。新型コロナウイルスが蔓延してサンプルも少ない中、数奇な巡り合わせで、このウイスキーをボトリングすることが出来ました。
蒸留所は伏せられておりますが、ハウススタイルをしっかりと感じる、飲み飽きない味わいだと思います。開栓直後はグラスに注いで20分ほど、ボトルの中では1~3カ月ほどでポテンシャルが高まってくれるのではないかと思います。
大変な時代ではございますが、このウイスキーで少しでも安らぎを感じていただけましたら幸いです
Bar NO’AGE 井谷 匡伯
店舗情報
- Bar NO’AGE(バー ノンエイジ)
- 【住所】静岡県静岡市葵区七間町8‐6 ACT7 2階西
- 【電話番号】054‐253‐6615
- 【営業時間】17:00~翌1:00、日曜・祝日16:00~24:00
- 【定休日】火曜(祝前日の場合は営業)
- 【アクセス】JR「静岡駅」より12分
※現在、新型コロナウイルス感染拡大予防対策のため営業時間、席数の変更がございます。