国産レアウィスキーがスコッツマンにやって来ました!
このロットナンバーがラベリングられているシリーズは、
マルスウィスキーと「エスポア」という酒販店さんが共同企画した
限定生産シリーズで、2001年から流通していた物です。
当時としては珍しい、国産ウィスキーの「シングルモルト・シングルカスク」
を実現させた貴重なウィスキーです。
マルス・シングルモルト・シングルカスク393 15y 59.5%
アメリカン・ホワイトオーク
蒸留年月 :1986年4月16日
ボトリング年 :2001年
樽 :American White Oak Barrel
一切の加水をせずにびん詰めした「樽出し強度」ウイスキー。
強さの中にも15年原酒の優しさが感じられます。
というコメントで販売されたウィスキーですが、皆さんは飲んだことが
あるでしょうか!?
香りは、カスク特有のアルコール感の中にハーブ系の軽やかなアロマが混ざっています。
爽やかさの向こうには、バニラやハチミツを想わせる甘味のある香り、
柑橘系で特に金柑(キンカン)のようなフレーバーが印象的です。
そして、少しくすんだピート感に近いような特徴的な香りが奥の方からやってきます。
蒸留過程で出る芳香成分だと思われますが、少量なので香りの構成に厚みを
もたらしています。
このような香りは、大手のウィスキーメーカーではあまり出ないもので、
小規模設備で蒸留しているためかもしれませんね。
口に含んでみると、丸みのあるボディで結構まったりとしています。
フルーティーな酒質で、フレッシュさもあり飲みやすいと思います。
ただ、度数は59.5%!!
ぐわっと広がる温かさは、さすがにカスクストレングスの力強さを感じさせます。
ややオイリーな印象もあって、じわじわとビター感が広がっていく感覚は面白いです。
余韻も長く、ゆっくりと楽しむことの出来るウィスキーです。
今では貴重な国産レアボトルをこの機会に試してみてはいかがでしょうか!!
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