英国君主として、史上初めて即位70周年を迎えたエリザベス女王。それを記念し、英国では様々なイベントが行われます。
この記念すべき70周年を『プラチナ・ジュビリー』と言います。
正式な70周年記念日は2月6日です。そして、エリザベス女王の実際の誕生日は4月21日です。しかし祝典は気候の良い時期を選んだため、6月2日(土)に開催されます。ヨーロッパに行ったことや住んだことがある方は分かると思いますが、6月はとても気持ちの良い季節。日も長く爽やかです。〇〇ジュビリーというものは節目節目であります。
・1977年 シルバージュビリー(25周年)
・2002年 ゴールデンジュビリー(50周年)
・2012年 ダイアモンドジュビリー(60周年)
これら過去3つの式典全てが夏季に行われました。そして今年2022年は、6月2日(木)~6月5日(日)に様々なイベントが開催されます。
ジュビリー(Jubilee)とは
ジュビリー、ジュビリーと言いますが、そもそも『ジュビリー(Jubilee)』というものは何なのでしょうか?
ジュビリーとは君主の生涯とその治世を祝う祭典のことを言います。
これは、聖書に出てくる「ヨベルの年」に起源があると言います。ヨベルの年とは旧約聖書の中の1書「レビ記」に出てくる言葉なのですが、土地を7年ごとに休ませる安息年が7回巡った次の年の50年目の年を指します。ここが「原状回復」を意味する年になります。
ロイヤル・ジュビリーは名前の通り王室に関係するジュビリーのことで、通常は25周年(シルバー)、40周年(ルビー)、50周年(ゴールデン)、60周年(ダイヤモンド)、65周年(サファイア)、70周年(プラチナ)を意味します。
上の図で50年目は青字で書いてあります。50年目というのは『新しく再出発』という意味があるそうです。
そして、50年の治世を達成した英国の君主は長い歴史の中で数えるほどしかいません。
ジュビリー期間中のパブ
お祝いムードと言えば日常の中で、集まる場として存在しているパブもお祝いムードです。英国政府は、エリザベス女王のプラチナ・ジュビリーを祝うために、期間中に限りパブ営業時間を深夜1時まで許可すると発表。
これを受け、イングランドとウェールズのパブは、6月2日(木)~4日(土)の3日間にわたり、通常の23閉店を深夜1時まで延長することが許可される模様です。あれっ?スコットランドは?過去にパブの営業時間延長はあって、ここ最近では2016年、女王の90歳の誕生日のときでした。
スコットランドが入っていないのが気になりますが、スコッツマンでは通常の23時閉店でプラチナ・ジュビリーをお祝いする日を決めました。
正式な70周年は6月7日です。なので、その日に行います。23時閉店は変わらずです(笑)
何をしようかなと考えていたのですが、パブなのでお酒とか料理でお祝いかなと思いました。そこで、色々と調べて考えてメニューが決定しました。
お酒
・フラーズ:ロンドンプライド
言わずと知れたイギリスのビールです。スコッツマンでも以前スポットで提供をしましたが、やはり美味しいです。スルスルと飲めるのにしっかりとした味わい。まさしくパブのビール。
・デュボネ(デュボネ&ジン)
デュボネはワインに薬草や植物の根のエキスなどを加えて造られたアペリティフワインです。ヴェルモットにも似た甘い赤ワインのような味わいでワインとキナ皮の独特な苦味が特徴。
エリザベス女王の一日の食事に密着した記事によるところ、ランチの前に『もっとも好きなお酒』が、このデュボネにジンとレモンのスライスを加えたものが好きなんだそうです。
ちなみになんですが、エリザベス女王はお酒が好きということで1日に4回ほど飲むと言われていますが、意外にもビールはあまり飲まないんだとか・・・公務でアイルランドのギネス社に訪れた際にカウンターで提供されたギネスをやんわりと断るということもありました。そちらは映像であります。
料理
料理はどうしようかな・・・と思ってます。
今のところ考えているのがというか、たぶん確定だとおは思うのですが以下のお料理
・サンドイッチ(コロネーションチキン、きゅうり)
・ポッテッド・シュリンプ
・フィッシュ&チップス(パン粉Ver.)
・チョコレートビスケットケーキ&ヴィクトリアスポンジ
こんな感じだと思います。
ちなみにポッテッド・シュリンプというのはココットに小エビを入れて、スパイスを混ぜたバターで蓋をするように覆うだけのもの!このバターとエビをパンの上にのせて食べるのがエリザベス女王は大好物なんだそうです。
お楽しみに♪