ローベルビア (イタリア)
マダミン
Lover Beer : Madamin 6.2%
スタイル: サワーエール
こんにちは、スコッツマンのコータローです。
イタリアのサワーエール飲みたいな~、というわけで
ローベルビアのマダミンを入荷しました。
オーク樽で発酵し熟成させたイタリア仕込みのサワーエールです。
「Madamin」はイタリア・ピエモンテの言葉で
「結婚している若い女性」という意味だそうです。
ネーミングの由来通り、若い女性を想わせる酸味を伴ったチェリーの
ようなフルーティーな香りが印象的です。
ビールなので麦の風味がベースにはなっていますが、
赤や黒の果実を思わせるあたりイタリアらしいな~、といった感じです。
ワインに近いかも!?というような不思議な味わいで
好きな方はハマってしまうことでしょう。
飲み進めていくうちにアーモンドのようなナッティな香りも
出てきて複雑性を感じられる一杯ですね。
「ローベルビア」というブルワリーはどんなところなのか・・・!?
ローベルビア(イタリア): Lover Beer
イタリアの北部ピエモンテ州のトリノから車で約20分ほど行った小さな街、
マレンティーノにローベルビア・ブルワリーはあります。
設立は2009年で、ヴァルター・ロヴェリエ氏が創業しました。
彼のこだわりは「フレーバーとアロマのバランスが素晴らしいビール」の探究だそうです!
そして、「地元の農作物を原料に使用すること」です。
地元産のフレイザというブドウやプルーンを使うなど地元の生産者
と一緒になってビールを造っています。
ちなみに、ワイン好きの方でしたらご存じの方も多いと思いますが、
このフレイザという地区では、地元フレイザ種のブドウを使った
「フレイザ・ダスティ」というDOCワインなんかも有名です。
イタリアといえばワインの国というイメージが強いですが、
ビールの消費量も多く認知度も高いようです。
さらに最近では、ラヴァービアのように様々なタイプのビールを
造り出すブルワリーも増え、イタリアン・クラフトビールが
注目度を増しているようです。
イタリアのブルワリーの数は550以上で、1年あたりの成長率は、10〜20%という
なかなかスピードで増えていってますね!!
そして、イタリア国内ではクラフトビール専門の書籍も出ています。
イタリア語スローフード・エディトーレから出ている「Birra d’Italia」
スローフード協会の後押しを受け、大麦や小麦などの
原料を自ら作っているブルワリーも紹介されています。
現在、クラフトビールの専門書はこの本が唯一だそうですが、
クラフトビールがイタリア全土で気軽に楽しめるようになるのも
時間の問題といったところでしょうか。
日本と同様に、90年代後半から本格化したイタリアのクラフトビール。
イタリアでも最近は、ビールならなんでも良い等と言うのは少数派で、
多くのイタリア人がビールの正しいつぎ方や、グラス選びも心得えているようです。
瓶から直接飲む人も少なくなっているそうで、
この辺の感覚は日本人の今に近いのかもしれませんね。
そんなイタリア・ビール文化を牽引しているローベルビア・ブルワリーから
樽熟成のスペシャル・サワーエールがスコッツマンに登場です。
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