イタリア・クラフトビールがスコッツマンに続々登場!!
今回、ご紹介するのは・・・
ビリフィーチョ・イタリアーノ (イタリア)
Birrificio Italiano
Birrificio Italiano (ビリフィーチョ・イタリアーノ)は、イタリア・ロンバルディア州で
最初にできたクラフトビールの醸造所。
イタリアのロンバルディアといえば、ミラノ!!
ミラノといえば、観光地としても超有名なので、行ったこと有る方も多いと思います。
ドゥオモ広場のようなヨーロッパの歴史を感じられる名所から
今や日本の長友選手や本田選手が活躍するサッカーの伝統的なスタジアム
サンシーロがあるのもここミラノですね。
ビリフィーチョ・イタリアーノは、そんな有名なミラノから車で北へ30分。
リゾート地で有名なイタリア・コモ湖の近くにアゴスティーノとステファノ兄弟が
経営する醸造所兼レストランとして1996年にオープンしました。
オープン当初は年間700hlを生産する小さな醸造所でしたが、その生産量は年々増えています。
コモ湖の周辺は、とてもきれいな場所です。
彼らのビールに対する熱意と創造力はBirrificio Italianoの全てのビールに注がれています。
現在では約600のクラフトビールの醸造所があるというイタリアですが、
このアゴスティーノとステファノ兄弟が設立した、ビリフィーチョ・イタリアーノは1996年の設立。
イタリアにまだクラフトビールというものがメジャーになっていない時代でした。
ドイツで醸造について学び、イタリアのビールの大手「ポレッティ」(モレッティとは別ですよ)で
経験を積んだアゴスティーノはロンバルディア州で初めてのクラフトビール醸造所兼パブをつくります。
イタリアのクラフトビールの立役者であるアゴスティーノのビールで代表的なものはシリーズ化しているピルスナー。
ドイツまでホップの選定に行ったりもしてこだわりぬいて造られています。
そんなビリフィーチョ・イタリアーノから今回、神楽坂ロイヤルスコッツマンにやって来た
ビールはこちらです・・・
ビリフィーチョ・イタリアーノ (イタリア)
ニグレド 6.5%
Birrificio Italiano : Nigredo
このニグレドというのは、ローストしたホップをつかった、下面発酵の黒ビールになります。
ローストした大麦ではなく、ホップ!!!
一般的に黒ビールといえば、原料である大麦の一部をローストすることで
独特のフレーバーと魅力的な黒色のビールに醸造するものですが・・・
醸造責任者のアゴスティーノが「ホップマニア」で独自でホップをローストしたそうです。
これは、なかなか珍しい黒ビールですね!
Nigredo(ニグレド)とは、錬金術の代表的なエピソードのひとつである
「賢者の石」が出来る工程の1番目、黒化(ニグレド)に由来するようです。
むむむ、錬金術とかって言うと小難しいですが・・
「賢者の石」は、人間を不老不死にできるというモノで、これを造る工程では、
黒化(ニグレド)→白化(アルベド)→赤化(ルベド)
もって成す奇跡。
だそうです!!!!!
要は、奇跡が起こる第1ステップとしての黒化(ニグレド)と、ホップをローストして造る
新しい黒ビールを重ねているのではないでしょうか・・・?
ちなみに、某ハリー・ポッターさん曰く、これがウワサの「賢者の石」だそうです!!
これは、レプリカですが楽天市場で2万円くらいします!
なお、本物は売っていないそうです!!!そりゃ不老不死ですからね。
というわけで、そんな神秘のベールに包まれたビールのお味は・・・
黒々としたボディからは、ローストフレーバーやココアのような香りが漂い、
口に含んでみると、松を思わせるような植物性の爽やかな苦味も感じられ、
もったりとせずドライなフィニッシュ。
このドライなフィニッシュと独特のロースト感は、ローストホップの影響なのでしょうね!
バランスも良く、興味深いビールです。
イタリアのクラフトビールが面白い事になっていますので、
気になる方は、神楽坂にレッツ・ゴー!!!
コメントを残す