たくろうです。
台風が接近してる今の更新です。
秋田祭りも目前!!17日、18日のイベントに合わせたビールを紹介したいと思います。
田沢湖ビール
◎誕生の流れ
田沢湖ビールの始まりは、1994年に酒税法が緩和され、ビールを醸造するための免許取得に必要な年間最低製造量が、
2,000klから60klまで引き下げられたことに発します。
この規制緩和に秋田県で初めて注目し、行動を開始したのが秋田県仙北市にある、「株式会社わらび座」です。
そもそも「株式会社わらび座」とは、民族伝統をベースにした現代的な舞台作品で全国公演している劇団「わらび座」としてスタート、
1953年から秋田県田沢湖町(現仙北市)に本拠を置いて活動しています。
1974年に「わらび劇場」を建設。
その後、温泉宿泊施設「温泉ゆぽぽ」もつくり、自然と文化の中で、心も体もリフレッシュできる場として「たざわこ芸術村」を設立し、
様々な文化活動を続けております。
その一環として、地ビールも「新しい文化の創造」という視点から大変魅力がある、ということで検討に入りました。
そして、3年間の準備期間を経て、1997年秋田県第一号の地ビールとして「田沢湖ビール」が誕生しました。
元が劇団で、文化活動の一環からビール作りを始めたのはとても面白い流れだと思います。
こだわり
工場長が自らドイツで飲み比べて納得したビールを基本に、オリジナルビール(天然酵母ビールや秋田県内産原料使用のビールなど)の開発などにも取り組んでおります。
限定ビールなども合わせて年間11種類を醸造。田沢湖ビールは厳選したモルトとホップは最高級の「ザーツ・ザーツ」100%、
日本一のブナの巨木を育てた伏流水を使い、贅沢にじっくり仕込んだビールたちです。
酵母もろ過せず、まさに酵母の生きている「ライブビール」です。
また、自家製ホップも栽培し「生ホップ」仕様のオリジナルビールもあります。
常に「オンリーワン」のビール造りを目指しています。
※伏流水…河川敷の仮想にある砂礫層を流れる地下水で、細菌などの検出率が極めて低いと言われてる水。
今回のあきた祭りでは田沢湖ビールでは下記二種を扱います。
①「アルト」
スタイル:ジャーマンアルト
アルコール度数:5%
独特のさわやかなホップの苦み。そして、麦芽の風味がきいた滑らかな口当たりで地元秋田のビール通にも人気です。
アルト(ALT)とは、ドイツ語で“古い”を意味する言葉で、ケルンのケルシュと同じく、
古来からの製法そのままの上面醗酵ビールとして有名で、ケルシュが「気品あふれる王家のお姫様」なら、
アルトは「労働階級から為り上がった庶民派のプリンス」という感じがするビールです。
色は赤褐色。光にかざすとより赤く見えます。食欲を誘うのに十分な辛さもあり、だからと言ってそれほど強くなく、
お腹もそんなにいっぱいにならないビールですので、
食事中に楽しむには最高のビールです。
ケルシュがビールそのものの味を楽しむものであるのに対し、
このアルトは、食事をより美味しく頂くためのビールであると言えるでしょう。
アルトビールは、伝統の上面酵母を使い、醗酵はやや高めの温度、
熟成も0度~8度くらいの低いとは言えない温度で、三週間以上かけて行います。
じっくりゆっくりと、その深い味わいを醸し出すまで待ちます。
田沢湖ビールのアルトも、この製法を忠実に守っています。
その忠実な製法を守って来たからこそ、多数の金賞を取っているのでしょうね。
②「あきた麦酒 恵 二条大麦」
スタイル:スペシャル(ビアヌーボーと呼ばれてます)
アルコール度数:5%
ビールの原料となる、大麦・ホップ・水・酵母のいずれも秋田県産を使用しているビール。
その年に収穫した原料で仕込むため、まさにフレッシュな“ビアヌーボー”です
まさに秋季限定、今しか飲めない秋田のビールです!
このビールにはこんな特徴が。
その1 日本初原料100%秋田県内産の地ビール
「あきた麦酒 恵」は、秋田県立大学(秋田県大潟村) の広い農場と、
NPO法人一里塚(秋田県三種町)の耕作放棄地を利用して育てた大麦を使用しております。
つまり、大学も美味しいビール作りに一役買ってるわけですね!!
その2 安心・安全の手作り
収穫から瓶詰まで、すべての工程を、秋田県立大学&NPO法人一里塚&田沢湖ビールの
各スタッフの手で行っています。
写真左:田沢湖ビールの小松工場長
右:NPO法人一里塚の清水理事長
野菜や食肉ではだいぶ浸透しましたが
やはり、生産者さんの顔が見えるのは大きな安心につながります。
その3 味・色が異なる2種類を楽しめる
「秋田麦酒 恵」は、麦の異なる“二条大麦”と“六条大麦”の2種類。
仕上がりの味や色も異なり、お好みの味を楽しめます。
そこで、試飲して今回はドライで爽やかなのどごしの二条大麦ビールをチョイスしました~!
アルトには「比内地鶏のポトフ」、
あきた麦酒には「比内地鶏ムネ肉昆布締めとササミタタキ」を合わせていただければなと思ってます。
※画像が無くてすみません…
秋田のクラフトビール自体はなかなか扱わないので、この機会に是非お楽しみ下さい(´・ω・`)
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