バラスポイントは1996年に設立されたサンディエゴのブリュワリーです。
サンディエゴのハーバーの名前が「バラストポイント」、なので「バラストポイント」。
ラベルのデザインには釣りを愛するブルワーの魚のラベルなんです!
元々はホームブリュワリーを支える酒販店として始まり、それは今でも継続されていて
多くのサンディエゴのブリュワリーが自分のブリュワリーを開設する前にお世話になっていたり、
ホームブリュワーを支援しているんです。
クラフトビールの懐深きお父さんのような存在ですねぇ~。
2010年シカゴで開かれたワールドビアカップにて
小規模ブリュワリー部門で念願のチャンピオンを獲得!
さらに3アイテムが金賞を受賞するという4冠を達成したのはバラストポイントのみ!!
バラストポイント:パイパー ダウン スコティッシュエール
5.8% IBU:22
Ballast Point : Piper Down Scottish Ale
おぉ~~~ラベルがカッコいい!!!!
まるで僕のためのようなビール・・・・
だって、パイパーなんですもの~~~。
パイパーって言うのはバグパイプを吹く人のことを言います。
僕も吹くからパイパーです(最近吹いてないですがw)
サンディエゴの精神とスコットランドのエール
西海岸の特徴ともいえるべき「ホップ」ですが
このビールは非常にローホップです。はい低いですよ~
IBUも22ですから!!
英国のマリスオッター麦芽、ロースト大麦
更に英国のホップと材料が英国仕立てです。
低い温度での発酵に始まります。
これによりフルーティでモルティなフレーバーが出てきて力強くてリッチになります。
その後、甘く複雑さを出すために3時間も沸騰に時間をかけてあります!!
煮沸のカラメル化によりモルティーさも強調されます。
通常ならば1時間~1時間半ほどの煮沸なんですが
長時間の煮沸により、よりローストカラメルの風味が引き立つことになりました。
基本的に煮沸時間が長いほど苦味が強くなります。
その代わりにホップそのものの風味や香気は弱くなってしまうんです。
ビール煮込みなどを作る時もそうなんですが
長時間似ているとドンドン苦くなります。が!風味は落ちてきます。
苦過ぎると料理には厳しいので水やトマトなどを加えて苦さを調節しているんです!!
この複雑なスコティシュエールは
古典的なパブのバラストポイント流の個性なんです。
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