神楽坂ロイヤルスコッツマンの新着ウィスキー開栓情報!
ポートアスケイグ12年(アイラ)
Port Askaig 12 Year Old 45.8%
このポートアスケイグとは・・・ボトラーズ物です。
ボトラーズ・・・
そもそもウィスキーには、「オフィシャルボトル」「ボトラーズボトル」の
2種類が存在しています。
オフィシャルボトルとは、ウィスキーを造った蒸留所がボトル詰め
までして販売しているウィスキーのことです。
例えば、山崎蒸留所が造った「山崎12年」のような。
ウィスキー以外の例で言えば、ブリュードッグが造った「パンクIPA」であり、
ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ社が造った「ロマネ・コンティ」です。
つまり、普通にそのお酒を造った人が自分で販売する物。
それに対して、ボトラーズボトル(瓶詰め業者ボトル)とは、
ウィスキー造りはせず、どこかの蒸留所から樽だけを買ってきて、
自社の倉庫などで熟成などをしてボトリング(瓶詰め)、販売している物です。
こんな感じでボトラーズボトルを出す会社は世界中にたくさん存在しています。
その中でも、今回ご紹介するのは・・・
スペシャリティドリンクスというイギリスのロンドンにある会社です。
代表のスキンダー・シン氏は、ウィスキーエクスチェンジ社の代表も務める
ウィスキー界でも重要な人物。
その独特な個性と魅力をスキンダー・シン氏が、完璧なバランスで表現した
シリーズが“ポート・アスケイグ”!!
現代風にデザインされたラベルは、アイラ海峡がモチーフ。
インペリアル80プルーフ(45.8%)で、ノンチル・フィルタード、
ノーカラーリングでボトリング。
厳しい自然環境が育んだ伝統的なアイラモルト・ウイスキーとは
“スイートでフルーティなフレーバー”と、
“スモーキーでピーティなキャラクター”とのバランスがその魅力!
というわけで、今回スコッツマンにやってきたポートアスケイグは・・・
ポートアスケイグ12年(アイラ)
Port Askaig 12 Year Old 45.8%
ラベルの感じからアードベックのコミッティー向けの雰囲気を感じますが、
これは全く別物です。
ポートアスケイグとは、アイラ島北東部にあります。こんな場所です。
つまり、ポートアスケイグって名前は蒸留所名ではなく、あくまでもブランド名!
じゃあ中身は、何が入っているのかというと・・・公開されていません!!
ですが、一応、世界のウィスキーファンたちはポートアスケイグの近くの蒸留所である
カリラではないかと予想しています。
もしくは、アードベックか・・・?
個人的には、たぶんカリラかなぁ。と思いますが・・・
まぁどこが造っていようが肝心なのは中身ですね。
テイスティングしてみると、まずはフレッシュでスッキリとした香りが特徴的です。
レモンやライムのようなきれいめな香りとアイラらしい薬品のような刺激的なアロマ。
口に含むとオイリー。常にフレッシュなピートの感覚が広がります。
ちなみに、これがピートです。発芽させた大麦を乾燥させる
燃料として使用されます。
海藻、レモン、青りんご、ハーブ・・・などなど。
ピートやスモークだけに支配されないスッキリとした味わいで、
適度な余韻も楽しめるウィスキーです。
ラガブーリンのような熟成感とシェリー感を感じさせてくれる
酒質とは異なりますが、
このポートアスケイグのフレッシュでオイリーな酒質も
これはこれで良い飲み心地だと思います。
ビールの後にガツンとピートでリフレッシュさせてくれる一杯!
締めの一杯に是非、お試しあれ。
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