久しぶりの登場です。
ブラッスリー デ フランシュ モンターニュ
Brasserie des Franches-Montagnes (BFM)
1997年に設立されスイスのクラフトビールの「柱」的存在!!
名前にもなっている「Franches-Montagnes フランシュ モンターニュ」は
フランスとスイスの国境でスイスのジュラ州の北西にある山脈地なんです。
フランシェモンターニュ フランシェモンターニュ
ジュラっていうと、ウィスキー・・・ってそのジュラとは別物です。
フランスとスイスの国境にあるジュラといえば、白ワインで有名ですね。
そしてフランシュ モンターニュと言う品種の馬もいます。その生産飼育の地でもあります。
この品種は唯一のスイス馬で、スイス軍も重宝しているくらいなんです。
育種家が毎年8月にジュラ地方セーニュレジエに集まり、今年最高の名馬を選ぶスイス最大の馬祭りもあります。
醸造所は海抜1002mの高さに位置し、この地は古くから高級時計のパーツ生産地でも有名です。
伝統的産業が息づく中で醸造所が設立されました。
ブルーマスターのジェローム氏は大学でワインを学を学んでいました。
その後は、エノロジスト(oenologist)と言い
ブドウ栽培から瓶詰めまで通じるワイン造りの全行程を指揮し監督するスペシャリストだったそうです。
その彼が造るビールは樽の個性やハーブ、スパイスを加え
ワインにも勝る複雑なアロマ、味にあると思います。
今までワインの愛好家が樽熟成や酸味のあるビールを飲む傾向にあるのも
「ビールの奥にワインを感じる」からだと思います。
空気をたっぷり含み別の顔をちらつかせる辺りはワインそのもの!
酵母はベルジャン、そしてボトルコンディション。コレは楽しみなビールですね!!
と言うか副材料も入ってるので発泡酒っすね!!!
そして今回は、なんと!!樽生でBFMが飲める!!!!
BFM (スイス) ラ・サラマンダー 5.5%
BFM : La Salamandre:Session Belgian Wheat
今回のBFMは、ベルジャンウィート。しかも、セッションです!
ベルジャン系のスパイシーな香りとビネガーのような酸味、
レモンやグリーンアップルのようなフルーティーな印象と酵母由来の
スパイシーさが複雑に絡み合って、BFMらしい個性的なビールになっています。
ベルジャンウィートといえば、ベルギースタイルで造られる小麦のビール。
小麦由来の適度な酸味がビールに爽やかでフルーティーな香りをもたらしてくれます。
そして、セッション!
セッションとは、元々ある伝統的なビアスタイルを踏襲しつつ、アルコール度数だけを
抑えて飲みやすさを向上させた作り方になります。
セッションIPAなら、苦味しっかり!でもアルコール度数抑えてゴクゴク飲めるビール。
と言った感じで、最近のクラフトビール界では人気を集めています。
アルコール度数の高いフルボディなビールももちろん美味しいんですが、
そういったハイアルコールビールは、飲み続けると少し疲れてしまうというデメリットもあります。
セッションスタイルにして、そこを補おうとする流れが増えてきているんでしょうね。
ベルジャンウィートの良さを保ちつつ、アルコール度数は5.5%と飲み疲れしない
のがこの特徴です。
スコッツマンに久しぶりの登場を果たしたBFMのビール!
皆さん、ぜひぜひお見逃しなく!!
コメントを残す