バルコネズ、最後のボトルの紹介です。
最後にして最強のボトルになります！！
アメリカ産シングルモルトウイスキー
この言葉の意味を分かる人なら、この事実が理解できると思います。
アメリカのウイスキーと言えば「バーボン」
でも、コイツはシングルモルトなんです。モルト（大麦）です。
しかも・・・使われているモルトが・・・「ゴールデンプロミス」というから驚きです。
この種は栽培が難しく、あまり栽培がされていない品種。
スコットランドではマッカランが強いこだわりを持っています。
このゴールデンプロミスはスコットランドのウイスキーを語る上で欠かせないもので
しかもウイスキー史に偉大な結果を残しています。
スコットランドの在来品種の代表はベアーでした。
付け加えると、このベアーに限らずスコットランド産の大麦は製麦（麦芽にすること）しにくく、
お隣のイングランド産の大麦との競争力は全くなかったわけです。
この事実を打破したのが1960年代はじめに開発された「ゴールデンプロミス」なんです。
イングランド産に負けない製麦適性をもっていたこととを第一に、
この品種の将来性に目を付けスコットランドで製麦業を起業した事業家たちの活躍により、
1970年代にかけて広く栽培されるようになりました。
しかし、先に上げたように栽培が難しいという理由にプラスして
現在では更に能率よくお酒になる麦が開発されて「古い品種」に変わってしまったんです。
この事を踏まえてもゴールデンプロミスにこだわるマッカランは異端児だと。
そして・・・バルコネズも！！
バルコネズ ディスティリング ： 1 テキサス シングルモルト 53%
Balcones Distilling ： 1 Texas Single Malt Whisky
果実味あふれるバナナやナシ、蜂蜜などを思い起こさせる香りと
バーターやマーマレードを塗ったトーストのような濃厚さ。
そして非常に長い余韻は焦がした砂糖のような香ばしさを感じます。
豊潤なモルトを味わうことが出来る1本です。
ちなみに熟年数は2年未満です！！！！
それでこの味、この香り、この色・・・スゴイ・・・・。
このウイスキーに出会って「熟成年数って何だ！？」と思いました。
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