禁酒で広がったソフトドリンクの世界。

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令和の禁酒令。

新型コロナの影響で一年以上通常の営業は出来ません。

特に飲食店は、時短営業や換気、席数減らしたり、消毒に体温測定、パーテイションと様々なたいさくや対応をしてきました。

そして2021年4月25日。新たに緊急事態宣言が発令されるに辺り、日本中が驚愕する更なる措置が要請された。

酒類の提供自粛の要請です。

PUBで酒がない・・・出せない。

酒を扱う飲食店は休業するかアルコール無しで20時まで営業するかのどちらか。

時短より強い措置がアルコール休止とは。

お酒自体には全く罪はないが、飲んで騒いで飛沫を飛ばす人間自体が問題であり。

酒がない事により、人流を抑制し不要不急の外出が少なくなる。

全くその通りでした。

しかし最初の頃は酒が飲める店を探して手当たり次第に声を掛ける若者たちが毎日の様に来店。

さすがに張り紙をしました。そこからパッタリと新規の来店は止まり、常連さんとリピーターのみの毎日となりました。






遂にアクリル板設置!
遂にアクリル板設置!



ノンアルコールで店を開け続ける選択。

今回、特にBAR等の酒をメインとする業態にとってはお酒のお店が何をするか?が大きな問題点だったと思います。

ノンアルコールカクテルやノンアルコールビールを提供しながら営業するか。

コーヒー等のソフトドリンクを売って純喫茶の様にしたり。

フードをデリバリーサービスに登録したり。

実際にアルコールがない営業は想像以上にお酒の存在自体に対して考えさせられます。

当たり前に存在していた物やしていた事。

だからと言ってお酒自体は、スーパーやコンビニでは買えるわけです。

それは路上とかで飲んじゃいますよね。




困難な状況に敢えて乗ってみる。

そこでスコッツマンは、アルコール提供をせず営業を続ける選択をしました。

パブリックハウスの形態はお酒メインではありますが、フィッシュアンドチップスやハギス、シェパーズパイと言った、料理の存在も大きいのです。

ご飯を食べに来る人達の為にも歩みを止めず営業する。

これ大きな部分ですね。

今しかこの経験はで出来無い。

この状況で悩み行動し、失敗や成功そして修正は二度と経験できないかもしれないチャンスなのです。

だからこそ。ただノンアルコールビール等の製品を売ってしまうのでは無く。新しく生み出し手作りする事により付加価値や特別感を付け現状の中でも楽しむ!これこそがスコッツマンぽくナイスかね!




エルダーフラワーコーディアル



スコッツマンのノンアルコールドリンク達!

英国はティー文化が有名ですが、イングリッシュなガーデンのハーブ等を使って手作りノンアルコールドリンクもあります。

エルダーフラワーコーディアル

エルダーフラワーコーディアルは本来なら6月~7月に取れるフレッシュな花を使うのですが(ネットのレシピもフレッシュ使用がほぼ)、手に入らないのと作り易さからドライの物を使いました。

レモネードじゃ面白くないし、エルダーフラワーフレーバーのサイダー等は特に女性に人気だった事もあり、英国的でもあるエルダーフラワーのドリンクを作りました。華やかさとレモンの爽やかさがくせになる味わいです。

お酒が復活したらジンなんか入れても合いそうです。




山椒エール



ジンジャーエールと薬味エール

生姜とライムピールそしてシナモンや八角、唐辛子等スパイスをふんだんに使い。丁寧に作られた今や看板商品といっても過言ではない。味のバランスとスパイスにジンジャー感。

何より大事にしたのは、一杯で終わらない何杯でも行けて飽きないバランスなのです!

そしてそこから発出した薬味エール達。

鮮やかな赤と独特の辛みの茗荷エール

安定感と食事にも合わせやすい大葉エール

香りとは裏腹に意外な美味しさが人気なパクチーエール

これぞ薬味エールと言わんばかりのインパクト。後入れ山椒の粒が刺激大な山椒エール

新しいものが出るたびに試される方も多いです。




ジンジャービア



ジンジャービア

すりおろし生姜にスパイスとレモン汁そして砂糖と水。

そして一番大事な発酵を司るイーストです。ここがジンジャーエールとの大きな違い。

どぶろくの様な~マッコリの様な~。乳酸菌感もある発酵飲料です。

通常は一週間位発酵熟成させますが、ドライイーストを使うことによりスピードとアルコール度数も1%未満。0.3%くらいです。

生姜の刺激がエールより強いのと一番ビールに近い満足感です。

ちびちびっとやるのもよし、パイントでぐびぐび行くもよし。

ちょっぴりお酒を飲んでいるかの様な気分になる人気ナンバーワンドリンクです!

 




スパイシートニック



スパイシートニック

昔いったバーで、ジュニパーベリーを潰し入れてからジントニック作るのを思い出して、甘いドリンクばかりじゃなくてスッキリサッパリした物を作ろうと思い考案しました。

トニックと言いつつ、甘さを考えソニック(ソーダ+トニック)でライムを絞り少しもんだローズマリーを入れて上からのジュニパーベリーとブラックペッパーをミルします。結構工程が多いですが、香りと共に気分はお酒です。

イギリスと言えばモクテル大国!パブリックハウスだけに寄せて見ました。




雪下大好きヨークシャーティー!



ヨークシャーティーコールドブリューとティーソーダ

ヨークシャーティーはブランド名です。それを水出し紅茶にで、ヨークシャーティーコールドブリューです。

紅茶を出すんだったら何でも良かったわけではなく、ヨークシャーティーだったらやろうと思ってました。要は自分が好きな紅茶ブランドでやりたかっただけなんですけどね。

ヨークシャーティーはその名の通りヨークシャー州ハロゲートにあるメジャーなティーブランドです。oasisのあの兄弟も愛飲しているんですよ!

通常カクテルでも使うのでウーロン茶しかありませんでした。しかし折角禁酒になるんだし、パブだし、紅茶でしょうと思い。提供の仕方を考えると水出しでした。

水出しはカフェインが抽出されません。自然な茶葉の甘味や旨味も出ます。

それを単純にソーダ割りにしたのがティーソーダです。

これはソーダで水出しならぬ。ソーダ出しが初めに見たレシピでしたが、現実的に割るやり方にしました。レシピのやり方だと炭酸も弱くならず、味も薄くならないのでしょうね。

でも割るだけでも十分に美味しく、飲みやすいです!

 

 




ラグビーワールドカップが懐かしい。



お酒が解除になったらジンやウォッカを入れてみたり、ビールで割ったり。

新たな楽しみ方も出来るのがノンアルコールドリンクの魅力でもあるので解除後もしばらくは残すと思います。

あと何年かしたら、あんなことあったなと思い出になるんでしょうね。

そして上の写真のような日々が戻って来ることを祈ります。

スコッツマンの十年目の大きな出来事の一つとしても刻まれることでしょう。

最後に

お酒がない状況下でも普段と変わらず通って下さるお客様皆様にこの場をお借りして感謝申し上げます。

本当にいつもありがとうございます。

もう少しの辛抱です!これからもスコッツマンは走り続けます!




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