南アフリカの失われたリキュール
それが今回紹介するお酒です。南アフリカと言えば僕の好きなワインの産地
そして、その中でA.A.バーデンホーストは僕の大好きな作り手。
自称イケメンのアディ・バーデンホーストとは
南アフリカワインの試飲会に来ると聞いていたので会ってきました。
ヤバイ・・・イケメン過ぎる!!!!!
彼の造るワインって本当に美味しいんですよね。
ファンが多いのもうなずけます。
そんな彼が失われたリキュールを復活させたんです。
唯一無二のヴェルモット
1800年代後半に金やダイヤモンドの発掘で富を得た時代にアペリティフとして飲まれていた歴史があります。
当時のバーテンダーに大きな影響を与え、
多くの人に楽しまれてたケープタウンオリジナルのアペリティフ
それが『カペリティフ』なんですが
その後剤を廻る抗争により大きな戦争が起こったせいで
その背景やレシピすら消滅してしまったと言います。
そのころのレシピの文献を知るデンマークのミクソロジストと
バーデンホーストファミリーが出会って
当時のレシピの再現に成功し、復活劇を遂げた唯一無二のヴェルモットです。
南アフリカ自生のハーブを使用
シュナンブランをベースに35種類ものボタニカルやフレッシュな果物を浸漬して造る、古くからの製法を用いたヴェルモット。
ボタニカルの中には『フィンボス』と呼ばれる
西ケープ州にしか自生していないハーブや植物も用いられています。
カルダモンやクローブ、シナモン、陳皮などのスパイスや
カモミールやミントなどのハーブやお花の香りが溢れ出てきます。
アルコールの高さをそれほど感じない飲み口で甘みもサラッと♪
ストレートはもちろん、ロックやソーダ割もおススメ!
カペリティフ Caperitif
A.A.バーデンホースト(A.A.Badenhorst)
品種:シュナン・ブランをベースに35種類のボタニカルやフレッシュな果物
アルコール度数:17.5%
本拠地:南アフリカ 西ケープタウン州 スワートランド
生産者:ヘイン・バーデンホースト、アディ・バーデンホースト
栽培方法:ビオロジック(手摘みで収穫)
所有畑:28ha
A.A.バーデンホースト
自称、イケメン且つダイナミックさを持つと豪語するへインとアディ・バーデンホーストのいとこ同士が、
スワートランドにてオーナーを務めるワイナリーです!
1930年代まで使われ、そのまま放置されていた醸造所を含む
60haの農園を2008年に買い取り、
そのち28haのブッシュヴァイン(自根)の自社ブドウ畑を所有しています。
祖父は46年間農家を務め、彼らの父もその農家を継いでいた生粋の農家一家で、
「当時は信号機も多くなく、ヒッピーがまだたくさんいた時代には、
採れたての野菜とサンソーで乾杯したものだ」
という祖父の教えの元、その時代を取り戻すかのような、
自然と調和した生活の一環の中で、ワイン造りを行っています。
1950~60年代に植えられたシュナンブラン、サンソー、グルナッシュをメインに
様々なブドウ品種を灌漑無し、ビオロジック栽培にてブドウ栽培をしています。
北、西、南側の斜面にそれぞれの品種が植えられていて、
同じ品種でも日照時間等で異なる味わいを最終的にブレンドするなどして、
味わいのバランスを取っています。
このブレンド、まさしくブレンドの妙と言えます!!
特に好きななワインでもある『W.O.コースタル・リージョン・ファミリー・ホワイト』
こちらのブレンドの比率がハンパないんです。
シュナン・ブラン31%
グルナッシュ・ブラン17%
ルーサンヌ14%
ヴェルデーリョ12%
クレレット・ブランシュ8%
ヴィオニエ7%
セミヨン6%
マルサンヌ3%
パロミノ2%
こんな感じなんです。
で、美味しいんですよ~~~。
土壌の種類は3種類の異なる花崗岩と、表層には粘土質土壌、
場所によって頁岩が含まれていることもあります。
醸造においても自然な造りにこだわっていて、
全てのワインを全房発酵、清澄無し、酸化防止剤も必要最低限の使用と、
自然によって造られたワイン造りをフィロソフィーとしています。
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