ちょっと前置きです。
長くなるかも・・・(笑)
スコッツマンは2011年に開店をしました。
開店前はフレンチをやっていたのでパブに関する情報がありませんでした。
それでも自分の『理想』となるものが頭の中にはあって
それをどうやって肉付けしようかな~って考えていました。
パブ・・・都内にはHUBやダブリナーズなど大手は存在していました。
もちろん個人のお店もありました。
そういうものを見て感じて
『ああいうのが良いな!』
そう思うパブを知りました。
それが松本にある『オールドロック』というパブです。
外観、内観、僕が理想とするものがそこにありました!
何となく言わんとしてることが分かると思います。
ハードとしてこういうものが良いと思いました。
このオールドロックをデザイン、施工したVCさんにお願いをしようと!
そして、このオールドロックの店主であり社長の
林さんとのお付き合いが始まりました。
オールドロックの店内にて『PUB』って・・・
という話で盛り上がり
『ビター』が最高だという話になりました。
時間が過ぎ、松本でビアフェスが行われることになり
林さんからバグパイプの演奏を頼まれました。
もちろん即決で、参加をしました。
林さんですが、本当に温和で優しい物腰な方です。
バーテンダーとして素晴らしい経歴を持っている方なんです!
ちなみに、オールドロックの近所には『メイン バー・コート』という
バーがあります。
その林さんが言ったことが印象的でした。
『松本ビアフェスやったけど、松本のビールってあるの?』
この一言がその後に繋がりました。
大先輩に文章で失礼ですが
相当悔しく、悲しかったんだと思いました。
そして数年後・・・林さんからこんなお話を頂きました。
『松本でビール造ります!』
やっぱりな!っていう感じでしたが
そこまでは大変な道のりだったと思います。
松本ビアフェスが批判され開催が出来なかった年もありました。
そんなつらい経験もバネにしてこその林さんです。
そして松本ブルワリーが始まりました!!!!
松本は非常に住みやすい街としても有名です。
芸術関係も盛んで市が盛り上げて行っています。
自然豊かで美味しいものにも溢れています。
そんな松本は北アルプスや美ヶ原の山々を水源としています。
その水源から清らかな湧水がいたる所から湧き上がっています。
お酒を造るにあたり『水がきれいで美味しい』ということは
非常に大切なことです!
林さんとは会うたびに話していた
『ビターって良いよね、文化だよね』
その時の会話を思い出すかのように
やはりビターをメインに醸造を始めました。
そのビターが・・・
MATSUMOTO
Traditional Bitter 4%
ビターは、英国で最も愛されているビールのスタイルです。
最高級のモルトを贅沢にたっぷり使用し、豊かな香りとほどよい苦み、
飲み飽きない味わいに仕上げました。
何よりもビール本来の”麦”の風味をゆっくりとお楽しみ頂けます。
ホームページ参照:松本ブルワリー・ビア―ラインナップより
林さんのパブに対する思いが詰まったビター
英国パブ文化を代表するビアスタイルのビター
僕にとって林さんの存在はとても大きいんです。
それは経歴だとかバーテンダーさんだからという事ではなく
物事の考え方とその人間性です。
醸造所が出来たときも、都内に来る用事があった帰りに
スコッツマンに寄っていただきました。
その時に、過去の話などで盛り上がりました。
大先輩なのですが、なぜか友達みたいな感じで話しています。
(林さん、すみませーん!)
パブに対する考え方
バーマンとしての考え方
そして、ブルワリーとしての考え方。
林さんという人が僕はとても大好きです!!
で、1樽10Lのみです。
いつ開栓しようかな?
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