こんにちわ
スコッツマンのコータローです。
最近、月替りで一ヶ月限定のカクテルをメニューに載せています。
7月は、スコットランド産ヘンドリックス・ジンを使った
「きゅうりのジントニック」をご紹介させて頂きました。
8月は、新種のスピリッツ「ホップショット」を使った
「ホップ・トニック」で新しいフレーバーをご提案。
というわけで、今月は「カボス&シェリーカクテル」です。
スペイン産のフォーティファイド・ワイン(酒精強化ワイン)である
フィノ・シェリーをたっぷりと使用したカクテルです。
トニックウォーターと辛口ジンジャーエールで割りシュワっと!
そして、国産カボスのスライスをトッピング。
爽やかな柑橘フレーバーがシェリーのコクのある香りとマッチ!
シェリー酒を普段飲まない方にもオススメです!
シェリーってよく聞くけど正直、何なのかよくわからない。
という方も多いはず!
一言で言うと・・・スペイン産のワインです!
ですがワインの中では特殊な作り方をするので
馴染みが薄いのかもしれません。
フォーティファイド・ワイン(酒精強化ワイン)といって
ワインの発酵途中、発酵後に、高アルコール度の蒸留酒を加えて、
アルコール度を高めた(強化した)ワインのことです。
一般的なワインはアルコール度数が12~15度くらいなの
対して、シェリー酒は15~22度くらいになります。
ワインの一種なので、原料はもちろんブドウです!
使われているのは3種類の白ブドウ。
①パロミノ
②モスカテル
③ペドロ ヒメネス
辛口から甘口まで用途に合わせて品種を使い分けています。
ちなみに、今月のカクテルで使用している辛口フィノ・シェリーの
原料には①パロミノ種です。
シェリー酒はフィノ・シェリーの他にも様々なタイプがあるます。
・フィノ
・マンサニージャ
・アモンティリャード
・オロロソ
・パロ コルタド
・モスカテル
・ペドロ ヒメネス
<ブレンドしたシェリー>
・ドライ
・ミディアム
・ペイル クリーム
・クリーム
こーやって書いてあると結構いろいろあるように思いますが
一般的には、赤字で書いた5種類がメジャーな感じです。
特にオロロソやペドロ・ヒメネスは、空樽がウィスキーの熟成用に
使われたりするので、ウィスキー飲みの方にも広く知られていますね!
シェリーはスペインの中でも「ヘレス」と呼ばれる地域で
作られています。
その他の多くのワインと同様に、スペインの原産地呼称制度
であるデノミナシオン・デ・オリヘンで「原産地呼称」(DO)
に認定されています。
まぁ、簡単にいうと・・・
「スペインのヘレスで決められたルールで作らないと
“シェリー”って言っちゃダメよ」
って感じです。
シェリーの歴史や製法は、おもしろくて書き出したら
止まりませんので今回は、ここまで!
今までシェリー酒のことが気になりつつもガッツリ向き合った
ことのない・・・あなた!!
まずは、フィノ・シェリーから始めてみてはいかがでしょうか!?
あ、、、今回のカクテルに使っているカボスですが
国産でフレッシュな柑橘フレーバーが強く、個性的なシェリー
に負けない良い感じのヤツです!
是非、お試し下さい!
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